多くのベーシストから愛されているワーウィックのベース。これまで数々のモデルがリリースされてきましたが、ここではワーウィックベースの買取相場や評判、高価買取モデルなどをまとめてみました。
この記事のポイント
Warwick(ワーウィック)のベースの買取相場・査定例
Warwick Streamer LX 4st LED Neckのような特殊仕様のモデルは高値になりやすい傾向にあります。また、Stuart Zender SignatureやAdam Clayton Signatureなどシグネチャーモデルも人気です。
以下の表は実際の買取事例の一部です。査定金額が気になるという方はぜひ参考にしてみてください。
Warwick Customshop Streamer Stage1 4st | ¥150,000 |
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Warwick Streamer Stage 1 LED | ¥140,000 |
Warwick Streamer Stage II, 5 string | ¥120,000 |
Warwick Streamer Stage 1 | ¥96,000 |
高価買取が期待できるWarwickのベースの種類とは?
ワーウィックからはさまざまなシリーズのベースがリリースされていますが、それぞれどのような機種が買取需要があるのでしょうか。高値で売却につながりやすい機種をそれぞれご紹介します。
人気シリーズのWarwickのベースは高価買取が期待できる
代表的なモデルとなっているワーウィックのベースは、シリーズ自体の人気も高く、市場需要も期待しやすいです。それぞれ人気機種をご紹介しましょう。
ストリーマー(Streamer)
ワーウィックを代表するモデルとして知られています。名機と呼ばれるにふさわしいスペックを備え、多くのベーシストから愛され続けているモデルの一つです。
StandardやLX、TNなどのラインナップがあり、4弦仕様と5弦仕様がリリースされています。特に5弦仕様のものやスルーネック構造を採用したモデルなどは高値で取引されています。
サム(Thumb)
ストリーマーと肩を並べて人気のある機種です。体にフィットするボディシェイプが特徴で、演奏性にも優れたモデルといえるでしょう。弾きやすいモデルなので人気があり、中古市場でも高値がつきやすいです。
ボディサイズがコンパクトに仕上がっているのも特徴。ピックアップがブリッジ寄りに配置されており、アタック感の強いサウンドが魅力的です。シリーズ全体での人気が高くこちらも高価買取となりやすいです。
コルベット(Corvette)
ハムバッカータイプのピックアップを2基搭載したモデルです。ハイパワーなピックアップのため、ラウドなサウンドメイクが可能なモデル。
4弦だけでなく5弦仕様のモデルもあります。また、それだけに留まらず6弦、8弦仕様のモデルもあり、中古市場で高値で取引されています。ヘヴィロックシーンで愛用するベーシストも少なくありません。
ドルフィン(Dolphin)
個性的なボディシェイプを採用したモデルで、周りとは違う個性的なベースを求める方からのニーズがある機種です。
オバンコール材をボディに使用したモデルもあり、美しい木目が印象的です。ドルフィンというモデル名通り、イルカのインレイが施されているのも特徴。もとの価格も高いため高額査定になりやすいです。
スターベース(Star Bass)
ワーウィックがリリースしているベースシリーズの中で唯一ホロウボディを採用したモデルとなります。2ボリューム2トーンとシンプルな操作性で人気があります。
ホロウボディならではの鳴りやサウンドが魅力で人気があり、市場需要が期待できるモデルです。フレットレスタイプのモデルもあり、こちらはさらに高額で取引される傾向にあります。
ワーウィックの人気機種:ヴァンパイア(Vampyre)
攻撃的なボディフォルムを採用したモデルで、インパクト抜群のヴィジュアルが魅力的です。見た目だけでなくサウンドも攻撃的な点もポイントで、そのサウンドと比例した佇まいを求めるベーシストも少なくありません。
また、5弦やレフティ仕様のモデルは中古市場に出回る数が少ないため、高値がつきやすい傾向にあります。
ワーウィックの人気機種:インフィニティ(Infinity)
2018年からリリースされている、比較的新しいモデルです。洗練されたボディフォルムを持ち、細部まで弾きやすさを考慮した設計となっているのが大きな特徴。
ピックアップはシングルを1基、ミュージックマンタイプのハムバッカーを搭載しています。クリアでアタックの強いサウンドが魅力。高額査定になりやすいですが、5弦モデルだとより高値が期待できます。
ワーウィックの人気機種:フォートレス(Fortress)
ボディのフォルムが印象的なモデル。特徴的なフォルムは楽器全体の重量バランスを考慮した設計となっており、ヘッド落ちしにくいのが特徴。
プレイ時にベースが安定するため、好んで使用しているアーティストも少なくありません。見た目のインパクトだけでなく、プレイヤビリティも高いモデルのため、一定の需要があり、中古市場で高値がつきやすいです。
ワーウィックの人気機種:アイドルメイカー(Idolmaker)
2018年からリリースされているモデルで、Gibsonのサンダーバードのようなフォルムと独創的なデザインが特徴です。マホガニーをボディ材に採用し、ウェンジネックのボルトオン仕様。ハムバッカータイプのピックアップを2基搭載しており、迫力のあるローエンドが魅力なスペックとなっています。
シグネチャーモデルや有名ミュージシャン使用のWarwickは買取需要が期待できる
ここでは、高値で取引されやすい著名なアーティストのシグネチャーモデルをいくつかピックアップしてご紹介します。
スチュワート・ゼンダー(Jamiroquai)モデル:Stuart Zender Signature
ファンクベーシストとして世界中からリスペクトを得るJamiroquaiのベーシスト、スチュワート・ゼンダーのシグネチャーモデルです。
スワンプアッシュという珍しい木材をボディに使用しており、独特の乾いたサウンドを実現しています。指板にはタイガーストライプエボニーを使用し、スムーズなプレイをサポート。スリムネックで演奏しやすいのも高額買取される理由です。
ロバート・トゥルージロ(Metallica)モデル:Robert Trujillo Signature
オジー・オズボーンなど様々な伝説的バンドを渡り歩いたベースヒーロー、ロバート・トゥルージロ。彼のシグネチャーモデルは、メイプル素材をボディに使用し、EMGのハイゲインピックアップ搭載によって、クリアかつ高アタックなサウンドを実現しています。
メタリカはもちろんロバート・トゥルージロ自身のキャリアへの人気自体が高く、同モデルは中古市場でも人気があります。高額査定は十分期待できるでしょう。
リーランド・スカラーモデル:Leland Sklar Signature
ジェームス・テイラーやTOTOのサポートなどで活躍するリーランド・スカラーのシグネチャー。ボディに浮き上がる木目が非常に美しいモデルです。ホロウボディを採用し、独特のサウンドを実現できるのが大きな魅力。
素晴らしいマテリアルを複数用いているのも高値になりやすい理由です。AAAのメイプルやサテンマホガニーなど、銘木を使用することで個性的なサウンドを生み出します。
ジョン・エントウィッスル(The Who)モデル:バザード・ベース
伝説のロックバンドThe Whoのベーシスト、ジョン・エントウィッスル。彼のプレイスタイルを体現するかのような強烈なインパクトのフォルム・デザインは、これまで多くのベーシストを魅了してきました。
ハゲタカをモチーフにしたボディデザインはステージでも間違いなく目を引きます。また、希少なゼブラノ材をボディに使用しているのもポイント。希少で中古市場でもあまり目にしないため、高額査定になりやすいです。
アダム・クレイトン(U2)モデル:Adam Clayton Signature
シンプルながらもなぜか目を引く、U2のアダム・クレイトンのシグネチャーモデルです。アッシュとスワンプを使用したボディはコンパクトなサイズで、取り回しのよさも抜群です。
演奏性にも考慮した設計で、ハイポジションでの演奏もしやすくなっています。演奏しやすく取り回しもよいため人気で、中古市場でも高値で取引される傾向にあります。
ブーツィーコリンズモデル:Bootsy Collins Signature, Space bassなど
強烈な見た目のベースを好むブーツィー・コリンズのシグネチャーモデルは、どれもデザインにこだわっているのが大きな特徴。
Space bassは、星型のボディフォルムを採用したインパクト抜群のモデルで、電飾が点灯するのも特徴。P-FUNKを象徴するベースとして、愛好するファンやベーシストは少なくありません。また、スルーネック構造のSilver Metal Flake Finish with Orange Airbrush Designも高値で取引されています。
T.M.スティーヴンスモデル:T.M.Stevens Sinature Zooloo Warrior
T.M.スティーヴンスのキャリアを体現するかのような派手なボディペイントを施したシグネチャーモデル。ステージ映えするベースを求める方からのニーズがあります。
ボディトップだけでなく、裏面やネックにまで独特の塗装を施してあるのが特徴。また、ボディにアフゼリア、ネックにウェンジとレアな木材を使用し、ベースとしての鳴りも抜群な点は高値になりやすい理由の一つです。
レックス・ブラウン(Panteraなど)モデル:Reverso Rex Brown Signature
ヘヴィロックやヘヴィメタルなどの音楽ジャンルにピッタリの、攻撃的なボディフォルムを持ち合わせたモデル。
スルーネック構造のためハイポジションでの演奏も楽で、長いサステインも魅力的です。ネックに施されたドクロのインレイなど、本人のこだわりが細部にわたって詰まっているのも高額査定になりやすい理由です。
Ryota(ONE OK ROCK)使用モデル:Streamer Stage1ほか
日本国内だけでなく、海外でも多大な支持を得ているワンオクロック。バンドを支えるベーシストRyota氏のシグネチャーは、ネックのポジションマークが点灯するのが大きな特徴です。
LEDをネックに埋め込んでおり、スイッチを操作して点灯します。暗いステージでも映えるため人気で、ファンを中心に需要もあるため高額査定が期待できます。
カミカゼボーイ(MAN WITH A MISSION)使用モデル:青のStreamer Stage1
MAN WITH A MISSIONのカミカゼボーイ氏も、ライブ映像などで青のストリーマーを使用しているのが確認できます。ライブでの実際のプレイングなどを見ているファン層から人気・需要は高く、高額査定も十分期待できます。
中村正人(Dreams Come True)使用モデル:Thumb bass(6弦)ほか
依然として高い人気を誇るドリカムのベーシスト、中村正人氏もワーウィックのベースを愛用しています。
彼のThumb bassは6弦仕様のモデルのため仕様自体が珍しく、コピーバンドをしたい方などにも需要がある一本です。Thumb bassは、ボディトップの木目も美しいモデルのため、そもそも個体としての人気も高く、似た仕様のモデルであれば、ファンやコレクターなどのあいだでの需要が生まれるでしょう。
LED搭載や木目などの仕様にこだわりがあるWarwickは希少価値が高い
ワーウィックのベースには、ステージ映えを意識した特殊な装飾が採用されているモデルがいくつも存在します。たとえば、Warwick Streamer LX 4st LED Neckは、指板にLEDを埋め込んだモデル。暗いステージでも映え、手元も見やすいため人気があります。
Custom Shop Streamer Stage IにもBLUE LED仕様のモデルがあります。ポジションマークだけでなく、ヘッドのロゴも点灯するこだわりぶり。こちらも中古市場では高い人気を誇るため、高額査定が期待できます。
また、ワーウィックはボディの木目にこだわるメーカーとしても有名です。美しい木目が浮かび上がるベースは、それだけで価値が高く、中古市場でも高値で取引される傾向にあります。
ファクトリーオーダーモデルのワーウィックは限定品のため高価買取が期待できる
ワーウィックのカスタムショップでは、オーダーメイドのベース製作が行われており、ハイスペックな個体も少なくありません。ファクトリーオーダーモデルはすべて限定生産の品となるため、希少価値も高いです。中古市場に出回る数も多くないため、高額な価格で取引されることも珍しくありません。
オーダーモデルは基本的にどれも高価なので、それゆえ買取価格も高くなりがちです。希少な木材を使用し、こだわりのパーツを詰め込んだモデルだとより高値も期待できます。
Warwick(ワーウィック)のベースを買取査定に出す場合に注意したいこと
ボディやネックに傷があると、買取価格が下がる可能性があります。特に、木目の美しい個体だと顕著なので注意が必要です。また、ピックアップ交換や改造もマイナス査定になりやすいので注意してください。査定を受けるときには保証書などの付属品も忘れないようにしましょう。
楽器の買取屋さんはWarwick(ワーウィック)のベースを高価買取
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