初心者用ギターや壊れたギター・ベースは値段がつかないから廃棄処分するしかないとお考えではありませんか?
どんなギターやベースでも高価買取の可能性があります。ギターの処分は手間と費用をかけて捨てるより電話1本で買取査定がおすすめです。
この記事では、整理収納アドバイザーの藤野さんにお話を伺いながら、ギターやベースの処分方法と買取をおすすめする理由を紹介します。
藤野こと:整理収納アドバイザー兼ライター。モノの多い家を改善するために整理収納アドバイザーとなる。資格を活かし、片付けや家事に関する記事を大手メディアで多数執筆中。
この記事のポイント
ギター・ベースの処分方法1:廃棄
結論からお伝えすると、ギターやベースの廃棄処分はおすすめしません。
実は、ギターやベースを捨てるときはやり方によりお金を払う必要があるからです。ここでは、ギターの処分にかかる手間や費用を紹介します。
自治体は粗大ごみ扱いでギターを廃棄処分
自治体でギターを捨てるときは、粗大ごみ処理手数料を支払って粗大ごみのシールを貼ります。ギターの捨て方や費用を見てみましょう。
ギターやベースの粗大ごみでの捨て方
ギターやベースを粗大ごみで捨てる方法は以下のどちらかです。
- 自治体に収集日を予約して回収に来てもらう
- 自分で自治体のごみ処理施設に持ち込む
具体的な処分の方法は以下の通りです。
自治体が回収に来る方法
お住まいの自治体のごみ処理の担当課に連絡して粗大ごみを回収してもらう方法です。
事前に担当者と電話で回収日を調整して待ちます。収集に来るまでにコンビニで粗大ごみ回収用の指定シールを購入しておきましょう。
自治体に時間して自宅への回収を依頼する方法スケジュール調整が難しい点がデメリットです。楽器の買取屋さんは最短即日でお客様のもとに訪問します。
ごみ処理施設に持ち込む方法
事前に粗大ゴミ指定シールを購入してごみ処理施設に持ち込みましょう。ごみ処理施設が開いている時間帯ならいつでも処分できます。
ギターやベース、ケースやアンプなど点数が多い場合は施設に持ち込むのが大変です。特に、自動車をお持ちでない場合は何度も自宅と施設を往復する手間がかかります。
ギターやベースを自治体で捨てる費用
たとえば神奈川県横浜市の場合、ギターの粗大ごみ処理手数料は500円です。
1点ごとに費用がかかるうえにギターケースや50cm以上のギターアンプも同額の手数料がかかります。
参考サイト:横浜市|粗大ごみ処理手数料
エレキギター・ベースの処分方法
費用をかけずにエレキギターやエレキベースを捨てたいなら、粗大ごみで捨てる以外のやり方もあります。パーツを分解して燃えるごみの日と燃えないごみの日に捨てる方法です。
ボディやネックは木材ですがエレキギターやベースは金属パーツや内部配線が多いです。分解したら燃えるごみと燃えないごみに分別してごみの日に出しましょう。
- 燃えるごみ:ボディ・ネック・内部配線
- 金属ごみ・燃えないごみ:ピックアップ・ナット・ペグ・ブリッジ・ピックガード・トレモロアーム
ちなみに、ギターを分解して捨てるのはもったいないですが、ボディだけまたはパーツだけでも買取できます。たとえば、ゴトーのペグやセイモア・ダンカンのピックアップならパーツ単体でも価値があるからです。
アコースティックギターの処分方法
アコースティックギターは粗大ごみで捨てるのが一般的です。
たとえば横浜市では粗大ごみ処理手数料が500円かかります。ただし、費用をかけずに処分したいならエレキギター同様に分解して捨ててください。
アコースティックギターは木材のパーツがほとんどなので、分解したらそのパーツのほとんどは燃えるごみの日に処分できます。
ただし、アコースティックギターもペグや弦を止めるピン、フレット部分は燃えないごみ日に捨てましょう。
ギターケースの処分方法
ギターケースは買取不可のお店も多いので買取不可の場合は粗大ごみなどで処分しましょう。査定できず値段がつかなかったギターケースの処分方法をお伝えします。
ハードケースの処分方法
ハードケースは粗大ごみになるので横浜市だと500円の処分手数料がかかります。
もし、費用をかけずに処分したいならハードケースをのこぎりで切って捨てます。多くの場合はベニヤ板で作られているのでカバーを外して4等分程度にしてください。ベニヤ板は燃えるごみの日、金属パーツは燃えないごみの日に捨てます。
ただし、Gibson(ギブソン)・Fender(フェンダー)の純正ハードケース、アーティストのシグネイチャーモデルのハードケースは高価買取の対象です。
ハードケースの高価買取が見込める理由は以下のページで紹介します。
ギターのハードケース・弦・ペグは買取できる?パーツ・小物類の買取相場を徹底解説
ソフトケースの処分方法
ソフトケースはほとんどの楽器屋さん・リサイクルショップが買取できず引き取り処分で対応しています。もし、ソフトケースにカビが生えていたらまず買取できません。
横浜市の場合、ソフトケースは燃やすごみの日に捨てます。ただし、たためるものに限られるのでギグバックのように固いギターケースだと捨てられません。ハードケース同様、粗大ごみの日に捨てるか、のこぎりで切って燃えるごみと燃えないゴミに分別して処分してください。
参考サイト:横浜市|ごみと資源物の出し方一覧表
ギタースタンドの処分方法
ギタースタンドも粗大ごみまたは燃えないごみの日に処分します。
ただし、30cm未満のギタースタンドは粗大ごみで捨てられません。金属ごみなので燃えないごみの日に出してください。
なお、楽器の買取屋さんではギタースタンドも引き取りできる場合があります。ギターやベースなどを処分するときに合わせてお申し出ください。
以下のページでは、楽器の買取屋さんによるギタースタンドの買取事例を紹介します。
ギターアンプの処分方法
小型のギターアンプは粗大ごみ・燃えないごみ・小型家電リサイクル法に則って処分、大型のギターアンプは粗大ごみとして捨てましょう。
小型家電リサイクル法に則った回収処分の方法
小型のギターアンプは燃えるごみとして処分できます。
また、各自治体では小型家電リサイクル法に基づいて小型ギターアンプの回収方法を用意しています。捨てられる場所は以下の3つです。
- 家電量販店または公共施設の回収ボックス
- 小型家電の回収ステーション
- 粗大ごみまたは燃えないごみで回収
たとえば市役所などに行くと小型家電の回収ボックスが設置されています。初心者の自宅練習用小型ギターアンプなどを処分するときは回収ボックスがある施設へ持ち込みましょう。
参考サイト:環境省|小型家電リサイクル関連
大型のギターアンプは処分より買取すべき
大型のギターアンプは粗大ごみで処分しますが、コンボアンプやキャビネットだと1,000円の粗大ごみ処理手数料がかかります。大型サイズの粗大ごみのため相応の処分費用がかかるからです。
また、自宅に引き取りに来てくれる場合はともかく、ごみ処理施設に持ち込みするのは手間がかかります。
大型のギターアンプ・キャビネットはスピーカーの網が破けていたり音が鳴らなかったりしても買取できる場合が多いです。
ギター弦・シールドの処分方法
ギター弦やシールドなど、ギターの小物は燃えないごみの日に処分しましょう。
ただし、ギター弦はスチール弦とナイロン弦で処分方法が変わります。
- スチール弦(エレキ・アコースティック・クラシック):燃えないごみ
- ナイロン弦(クラシック):プラスチックごみまたは燃えないごみ(自治体による)
ナイロン弦はプラスチック製のため処分方法が自治体により異なります。お住まいの自治体の処分方法をご確認の上、捨てるようにしてください。
これまで大切に使ってきたギターやベース、またその付属品を簡単に粗大ゴミに出してしまうのは気が引けると感じる方も多いのではないでしょうか?しかも粗大ゴミとして捨てると、お金も手間もかかってしまいます。
かといって、家に置いておけない事情があるからこそ処分を検討しているわけで…買取業者に頼めば、そのまま引き取ってもらえてちょっとしたお小遣いになり、モノを「捨てる」という罪悪感もなくなります。
ギター弦は買取できる?ギター弦を処分するときの注意点と買取可否を徹底解説
ギター・ベースの処分方法2:寄付
ギターやベースを処分する方法の中には寄付という選択肢もあります。
NPO法人を中心に不要な楽器を預かって海外に送る団体も少なくありません。使える楽器を海外に送って子どもたちに演奏してもらうという流れです。
ただし、壊れたギターやベースは寄付できません。あくまで演奏することを前提にしているからです。
なお、ギターの故障の程度は以下の記事を参考にしてください。
壊れたギターは買取できる?ネック折れ・音が出ないジャンク品ギターを高価買取できる理由
ギター・ベースの処分方法3:買取
楽器の買取屋さんは、処分をお考えだったギターやベースを高価買取いたします。
ギター1点からライブハウス・スタジオなどの大口処分までお任せください。
多くの方がお悩みの初心者用ギターの買取や壊れたギターの買取についてもお伝えします。
初心者用ギターが買取できる理由
楽器の買取屋さんは処分をお考えの初心者用ギターを高価買取できます。楽器店の運営や海外向け販売など独自の販路があり中古ギターを売却する手段があるからです。
たとえば、フェルナンデスのように新品購入価格が安いブランドのギターでも買取可能です。詳しくは以下のページをご覧ください。
MG-130S 【エレキギター】
壊れたギター・弦なしギターが買取できる理由
楽器の買取屋さんは専属リペアマンがいるため壊れたギターでも修理して再販できます。
だから、ギターのネックが折れていたりピックアップから音が鳴らなかったりと、ジャンクギターであっても高価買取可能です。
弦なしギターの場合は動作確認ができませんが同様に高額査定いたします。ジャンク品の買取事例は以下のページをご覧ください。
Washburn/ワッシュバーン エレキギター Nuno Bettencourt Signature Model
ギターを処分するなら買取がおすすめ
ギターやベースの処分を検討するときは、「捨てる」よりも「買取」や「寄付」を選択肢として考えてみてください。捨てることを第一に考えると、思い入れのある楽器を処分することに迷いが出てくるからです。
壊れたギターや初心者用モデルでも楽器の買取屋さんは高価買取できます。藤野さんからもご意見いただいたように、捨てる罪悪感を考えるなら買取がおすすめです。
特に、Fender(フェンダー)やGibson(ギブソン)のような人気ブランドなら音が出なくても高額査定できる可能性は高いです。
買取と寄付を比較すると、壊れていたら寄付はできませんが、買取はしてもらえます。つまり「買取」が最初の選択肢としてもっとも簡単な処分方法なのです。
燃えるゴミや粗大ゴミの日に捨てて処分するのはもったいないです。ぜひ楽器の買取屋さんまでお問い合わせください。