コーラス系エフェクターの中でも、ディメンションというひと味違った音を奏でるBOSS DC-2。もともとはRolandで作られていたラック式アナログエフェクターのSDD320 DIMENSION Dを、コンパクトエフェクターにしたものです。
つまみがなく、ボタンがたった4つだけ搭載されているシンプルなデザインは、200以上あるBOSSのエフェクターの中でもBOSS DC-2だけとなっています。そんな珍しいスタイルのディメンション・エフェクターは、いまだに中古市場での人気もあるモデルです。
今回は、BOSS DC-2の買取査定価格や高価買取ができるモデルの紹介をしていきます。
この記事のポイント
BOSS(ボス)DC-2の買取相場
BOSS DC-2は、中古市場でも需要のあるモデルであり、ファンの多いエフェクターです。そんなBOSS DC-2が、買取価格に与えている特徴を見ていきましょう。
アンディー・サマーズも愛用した絶大な人気を持つコーラスペダルのBOSS(ボス)DC-2
コーラス系エフェクターの中でも音に奥行きと厚みを加え、立体感を出す音質が特徴のBOSS DC-2。通常のコーラス系エフェクターよりも音の揺れが少なく、ナチュラルな雰囲気を出すことができます。
そんなBOSS DC-2は、ポリス時代のアンディー・サマーズも愛用していたことで有名です。ディレイやコーラスの効いた楽曲を支えていたエフェクターのひとつが、BOSS DC-2でした。アンディー・サマーズはいろいろなエフェクターを使いはじめた先駆者でもあるため、彼を支持する人は自ずとBOSS DC-2に注目し、需要を生み出しています。
レアエフェクターのため高価買取に期待できるBOSS(ボス)DC-2
BOSS DC-2は、中古市場でもあまり出回らないモデルのエフェクターです。BOSS DC-2が生産されたのは1985年から1989年の4年間のみとなり、すでに生産は終了しています。すでに作られていないモデルのため、手に入る確率も自ずと低くなっており、レアエフェクターとして扱われているのです。
需要がありながらも供給が追いついていないモデルは、基本的に高価買取になる可能性が高まります。なぜなら、欲しい人が多いにもかかわらず商品の数が少ない状況は、高く買取してもその額より高値での買い手がつきやすいからです。このBOSS DC-2は、まさにその需要と供給のバランスが悪いエフェクターのひとつ。つまり、高価買取の期待できるモデルです。
傷ありでも高価買取の実績があるBOSS(ボス)DC-2
BOSS DC-2は、傷や汚れがあったとしても買取されているエフェクターとなっています。なぜなら、需要と供給が釣り合っていないタイプのエフェクターだからです。BOSS DC-2を欲しい人がいても見かけることすら少ないので、傷や汚れがあっても手に入れたい人がたくさんいます。もし、あなたが持っているBOSS DC-2の状態が良くなかったとしても、買取をあきらめることはありません。
ただし、気をつけたいのは、傷や汚れがあるのは減点の対象となることです。BOSS DC-2が高価買取を期待できるモデルだからといって、状態は良いに越したことはありません。汚れがある場合はきれいに取り除き、これ以上傷がつかないよう丁寧に扱うことを意識しましょう。また、動作確認もきっちりと行っておくことが重要です。動作しない機種は買取価格が下がるどころか、買取できない可能性も高くなります。
BOSS(ボス)DC-2で高価買取が期待できる機種・モデル
ディメンション・エフェクターのBOSS DC-2は、高価買取の期待できるモデルですが、発売されている種類は多くありません。しかし復刻版など、仕様の違いがあるモデルが発売されています。
ここでは、高価買取が期待できるモデルを順にチェックしていきましょう。
BOSS DC-2 Dimension C
1985年から生産されている、初期型のモデルがBOSS DC-2 Dimension Cです。Roland SDD-320 Dimension Dのサウンドをもとに、コンパクト・エフェクターとして生産されました。つまみのない4つのボタンからなるデザインは、未だほかのBOSSエフェクターにない作りとなっている、珍しい機種です。
4つのボタンは左から順にエフェクトが強くなっていき、深く触れるような音質に変化していきます。初期型はボタンを2つ以上同時押しするのを避けるように説明書きしてあり、1つずつボタンを押して音を変化させる必要があるモデルです。
現行では販売されていないモデルのため、とくに高価買取が期待できます。しかし、もともと手に入れることが稀なため、所持していることが少ないエフェクターです。もし、あなたがBOSS DC-2 Dimension Cを持っているとしたら、買取査定してもらう価値はあります。買取金額を聞けば、納得の結果となる可能性が高いでしょう。
BOSS DC-2W Dimension C 技 Waza Craft
DC-2 Dimension Cを完璧に再現するモデルとして、2018年に復刻版として発売されたのがBOSS DC-2W Dimension C 技 Waza Craftです。初期型DC-2 Dimension Cがヴィンテージ市場で人気があったにもかかわらず、手に入れられない人が多いことから、BOSSがワザクラフトシリーズで製作しました。
初期モデルのときとは違い、4つのボタンは電子式にグレードアップしています。さらに、初期型では実現できなかったボタン同時押しのセッティングも可能になり、新しく6通りの中間音でサウンドの幅を広げたパワーアップ版です。しかし、オリジナルの良さはそのまま残し、旧型のファンにも納得の一品となっています。
現行のモデルとはいえ、BOSS DC-2W Dimension C 技 Waza Craftは高価買取の期待できるモデルです。そもそも人気があり、高額で取引されていたDC-2 Dimension Cの復刻版のため、人気をそのまま引き継いでいる形となっています。もし、あなたがBOSS DC-2W Dimension C 技 Waza Craft持っていて買取に出すなら、納得する金額になる可能性が高いでしょう。
BOSS(ボス)DC-2の年代別による仕様・買取価格の違い
あまり種類の多くないBOSS DC-2ですが、年代によって仕様が異なります。ここでは、年代による買取価格の違いも一緒に確認していきましょう。
年代に関係なく高値で買取の期待ができるBOSS(ボス)DC-2
まず結論としては、BOSS DC-2の買取価格は年代にかかわらず高額であることを期待していいでしょう。理由は、モデル自体の種類が少なく、初期型に関してはすでに生産が終了しており、レアエフェクターとなっているからです。復刻版が出ているからといっても、横展開している多くのBOSSエフェクターに比べれば、希少であることに変わりはありません。
BOSS(ボス)DC-2 Dimension Cが生産されたのは1985年から4年間
初期型のDC-2 Dimension Cが生産されたのは、1985年から1989年の4年間だけです。その後は後継機のDC-3 Digital Space-Dに生産が切りかわったため、初期型で残っているのは30年以上前に生産されたものばかりとなっています。しかし、古いことはあまり関係なく、高価買取を期待できるのはDC-2 Dimension Cに独特の魅力があり、激しく揺れながらもきつくないサウンドを求める人がいるからです。
生産終了されているモデルは、エフェクターマニアに好まれます。古い機種にしかない音質や仕様を試してみたいからです。とくにBOSS DC-2に関しては、つまみではなく4つのボタンでサウンドを調整する非常に珍しいモデルであることから、欲しがる人が後を絶ちません。古い機種だからこそ、高価買取の期待ができます。
復刻版は電子式ボタン・ステレオに対応したBOSS(ボス)DC-2
BOSS DC-2の復刻版であるBOSS DC-2 Dimension Cでは、電子式ボタンに対応しています。前述しているように、従来のモデルでは不可能だったボタン同時押しを実現できました。そのため、さまざまバリエーションのサウンドを作り出すことができ、合計20通りの設定が可能です。また、LED搭載となり、耐久性もUPしているため、プレイアビリティも上がっています。
また、初期型のBOSS DC-2では、モノラルイン・ステレオアウトだった入力も、復刻版のBOSS DC-2W Dimension C 技 Waza Craftでは、ステレオインアウトに仕様が変わっています。公式にも、「オーディオインターフェイスやミキサーなどのレコーディング機材との親和性も想定した仕様」と記載されているので、より使い方の幅が広がりました。
BOSS(ボス)DC-2は楽器の買取屋さんが高額買取
BOSS DC-2の買取価格・相場査定を紹介しました。BOSS DC-2の生産は終了しているため、中古市場でも高価買取を期待できるコンパクト・エフェクターです。傷・汚れがあっても高価買取を期待できるモデルなので、BOSS DC-2をお持ちの方はぜひ検討してみてください。
楽器の買取屋さんではBOSS DC-2の高価買取も行っています。お問い合わせをいただけるようなら以下のページをご確認のうえお電話ください。