Gibson(ギブソン)といえばレスポールをはじめとしたギターが有名ですが、ベースも数多くリリースしています。ここでは、ギブソンのベースの買取相場や評判、中古市場で高値で取引されているモデルなどをご紹介します。
この記事のポイント
Gibson(ギブソン)のベースの買取相場・査定例
EB-1やES-335 Bassなどはヴィンテージ価値もあり希少なため高額査定が期待できます。ES-Les Paul Bassやヴィクトリーベースもレアなので、高価買取が期待できるでしょう。
以下の表は実際のGibsonのベースの買取事例となります。買取金額の参考などにぜひお役立てください
Gibson EB-3 SGベース | ¥147,000 |
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Gibson EB-3 | ¥130,000 |
Gibson USA EB-3 | ¥25,000 |
Gibson les paul bass | ¥30,000 |
ギブソン・サンダーバードの買取相場
多くのヘヴィロックミュージシャンから支持されているサンダーバード。パワフルなローサウンドが魅力的なモデルとして知られています。サンダーバードの買取相場などは以下の記事で詳しくご紹介しています。
高価買取が期待できるギブソンのベースの種類とは?
ギブソンからは、サンダーバード以外にもさまざまなベースがリリースされていますが、いったいどのモデルが高値で取引されているのでしょうか。
高価買取が期待できるギブソンのベース・EBシリーズ
EBシリーズは、ギブソンが初めてリリースしたエレキベースとして知られており、数々のアーティストから愛されてきました。
ヴィンテージライクなヴィジュアルを採用したモデルが多い傾向にあり、サウンドも個性的なものが少なくありません。完成度の高いモデルが多くを占めており、中古市場でも高値で取引されています。
EB-1
ヴァイオリンを模した形をしているのが最大の特徴です。ギブソンが初めて世に送り出したエレキベースでもあり、未だに根強いファンのいるモデル。小柄なサイズのボディなので、取り回しのよさも人気の理由です。
ショートスケールを採用しているのも特徴。ショートスケールなので腕が短い方でも演奏しやすく、サウンドも中低域が強く出るモデルです。ほかのギブソンベースとは明らかに異なるサウンドは、多くのアーティストを魅了してやみません。
ピックアップはフロントに1基搭載されており、サーキットも1ボリューム1トーンです。サウンドメイクの幅は広くないものの、シンプルな操作性やそのサウンドから根強い人気があり高額査定となります。
EB-2
EB-1の後を継ぐ形で登場したモデルです。ただ、先代モデルとは類似点はあまりなく、ヴィジュアルもセミアコタイプとなっています。セミホロウボディを採用し、独特の鳴りが得られるのが大きな特徴。
ショートスケールのため、ギターのような感覚で演奏できるのも魅力的なポイントです。中低域を強調したウォームなサウンドが魅力的で、このベースにしか出せない音があるため高額査定が期待できます。
ES-335 Bass
こちらもセミアコタイプのエレキベースです。クラシカルなヴィジュアルが印象的で、ボディトップにはメイプルの合板を使用し、ネックにはマホガニーを使用しています。
EB-1や2ではショートスケールを採用していましたが、こちらは34インチのロングスケールを採用。ハムバッカーピックアップを2基搭載し、パワフルかつ図太いローエンドが特徴的なサウンドを奏でられます。
Midtown Bass
こちらもセミアコタイプのボディフォルムを採用したモデルです。セミホロウボディの採用により音が共鳴し、独特の中低音を奏でられるモデルに仕上がっています。
フラットトップのボディはメイプルが使われています。良質なメイプル素材のため美しい木目が見られるのも特徴。ネックにはマホガニーを採用しており、温かみを感じるサウンドメイクが可能です。
EB-0
EB-1の後継機として登場したモデルで、当初はレスポールスタイルのフォルムを採用していました。その後SGシェイプにモデルチェンジが図られ現在にいたっています。
誕生したのが1959年なので、ヴィンテージ価値も高いモデル。そのため、コレクターのあいだでも人気が高く、中古市場では高値で取引されています。コンディションがよい個体ならより高値での売却が期待できるでしょう。
EB-3
ギブソンのギターでレスポールと双璧をなすSGですが、実はベースでもSGシェイプのモデルはあります。こちらのEB-3がまさにそれで、ダブルカッタウェイのソリッドボディを採用したモデルです。
一般的にSGベースと呼ばれており、2016年からSG Bass standardの名称でラインナップされるようになりました。高値で取引されるのは60年代に生産されたモデルで、ヴィンテージ価値が高く希少なため人気があります。
60年製のEB-3は当時の有名ミュージシャンの音を求める人々からの需要が高い
クリームのジャック・ブルースやフリーのアンディ・フレイザー、クリス・ホワイトなどさまざまなベーシストに愛されてきたのが60年製のEB-3です。
60年代には多くの有名ベーシストがEB-3を愛用していました。そのため、当時の有名アーティストのサウンドを求める方からの需要が高く、中古市場でも高値で取引される傾向にあります。
70年製のEB-3はピックアップなどの仕様が変わりこちらも人気が高い
多くの著名なアーティストに愛されたEB-3は、70年代に入るとさらなる進化を遂げます。ボディやネックのマテリアルが変わり、ピックアップの位置も変更されました。
ピックアップがブリッジ寄りに配置され、よりクリアではっきりとした音像に。70年代のEB-3は60年代に比べてより洗練されたため、人気も高いです。そのため、コレクターのあいだでも人気があり高値で取引されることが多いです。
2000年以降のEB
60年代や70年代に生産されたEB-3はヴィンテージ価値もあり、コレクター人気も高いモデルです。しかし、2000年以降に発売されたモデルもまた違った魅力があり、人気もあります。
独特なボディシェイプが印象的な2013年製や、コイルタップ搭載の2017年製などは特に人気です。手放すことを考えているのならぜひ一度査定依頼をご利用ください。
2013年製のEB Bassは丸みを帯びた独自シェイプが特徴
SGシェイプのイメージがどうしてもつきまとうEB-3ですが、2013年製のモデルはそのイメージを一新しているのが大きな特徴です。
ボディにはアッシュ材を使用し、ボディはやや丸みを帯びた形状に。ヘッドの形状もこれまでとは異なっています。弦の振動ロスを軽減するBabicz Bridgeの搭載など、最新のパーツを採用しているのも人気の理由です。
コイルタップ等を搭載した現代仕様の2017年製EB Bass
2017年製のモデルは、これまでのEBベースとは一線を画す洗練されたデザインが印象的です。ボディにはスワンプアッシュ、ネックにはメイプルを使用。
コイルタップの搭載だけでなく、セットネックやコンター加工されたボディなど、まさに現代仕様のベースです。ハイポジションでの演奏性もよく、さまざまなプレイスタイルに応えられるモデルのため高額査定が期待できます。
高価買取が期待できるギブソンのベース・レスポールベース
ギブソンのレスポールといえば、多くの方はギターをイメージするかもしれませんが、エレキベースにもレスポールシェイプのモデルはあります。
高値で取引されているのはヴィンテージモデルや、セミホロウボディを採用したモデルなど。ここでは、高額査定が期待できるレスポールベースをいくつかご紹介しましょう。
69年製のビンテージレスポールベースは高値で取引される
69年製のビンテージレスポールベースは、希少なため価値が高く、中古市場でも高値で取引されています。ローインピーダンスのピックアップや2バンドEQなどを搭載しており、確実にこのベースにしか出せない音があります。古いモデルですが、コンディションがよければさらに高値で売却できる可能性があるでしょう。
71年より生産された後継機種のレスポールベーストライアンフも価値が高い
レスポールベーストライアンフは、79年ごろまで販売されていたモデルです。初代レスポールベースの後継機として登場し人気となりました。
ショートスケールを採用しているため、ギターのような感覚でプレイできるのが一つの特徴。ボディデザインも独特なので、コレクターやマニアを中心に現在でも高い人気を維持しています。
ギブソン・メンフィス製のセミホロウのES-Les Paul Bassもレアな一本
セミホロウボディを採用したクラシカルな外観が魅力的なモデルです。個性的なヴィジュアルはもちろん、セミホロウボディならではのサウンドも魅力。
また、セミホロウボディは軽量なので取り回しも楽で、ステージで激しいパフォーマンスをする方にもおすすめです。レアなのはもちろんですが、女性や体の小さな方からの需要もあるため高額査定が期待できます。
高価買取が期待できるギブソンのベース・リッパーベース
なんとも表現が難しい、独特なボディシェイプを持つリッパーベース。可愛らしさすら感じるヴィジュアルですが、意外にも音は無骨で荒々しいため人気があります。
エボニー指板にセットネック仕様と、当時としては高級な造りなのも特徴。フレッテッドのサンバーストカラーモデルは非常にレアで、わずか5本程度しか出荷されていないのだとか。
サンバーストでなくても希少なモデルであることは違いないため、高額査定は十分期待できます。古いモデルのためコンディションが悪いことも少なくありませんが、状態がよければさらに高価格での買取が期待できます。
高価買取が期待できるギブソンのベース・グラバーベース
グラバーベースは、先ほどご紹介したリッパーベースに似た見た目のベースです。丸みを帯びたフォルムで、ヴィンテージ価値も期待できるモデル。
ヘッドはフライングVに採用されている形状となっており、ボディとネック、指板すべてにメイプルを使用しているのも大きな特徴。すべてのマテリアルをメイプルにすると楽器が重くなりがちですが、ボディが薄いためそこまで重くありません。1ボリューム1トーンとシンプルな構造なので操作性のよさも魅力的です。
グラバーベース最大の特徴は、そのピックアップ。ネック側からブリッジ側へ、自由自在に移動できるというピックアップの機構は唯一無二です。さまざまなサウンドメイクが可能なため高額査定が狙えるモデルです。
高価買取が期待できるギブソンのベース・ヴィクトリーベース
攻撃的なボディシェイプが印象的なヴィクトリーベース。ボディの形状ばかりに目が奪われがちですが、ピックアップも斜めにセットアップするなどいたるところに個性が光るモデルです。
希少なモデルで、中古市場でもほとんど目にすることはありません。ヴィンテージ的な価値があるほか、マニアやコレクターのあいだでも人気です。
高価買取が期待できるギブソンのベース・RDベース
RDモデルでも特に高い人気を誇るのは、77年ごろからリリースされていたヴィンテージモデル。また、シグネチャーモデルも高値で取引される傾向にあります。
RDベースは新たなスタイルに生まれ変わってラインナップされていますが、ここでは高値が期待できるモデルをご紹介します。
77年から数年のみ生産されていたビンテージモデルは希少価値が高い
77年からわずか2年ほどしか生産されなかったといわれているヴィンテージモデルは、マニアのあいだで高い人気を誇ります。
わずか2年ほどしか生産されなかったモデルなので、中古市場にもほとんど出回りません。コンディションのよい個体なら相当な高値がつくことは十分期待できます。
Krist Novoselic Signature RD Bassなどのシグネチャーモデルも需要が期待できる
著名なアーティストのシグネチャーモデルは高額で取引されることが多いですが、RDベースでも同様です。
Krist Novoselic Signature RD Bassはクリス・ノヴォセリックのシグネチャー。ニルヴァーナのベーシストとして一時代を築いたアーティストのシグネチャーなので人気があります。限定生産のため数も少なく、希少価値があります。
高価買取が期待できるギブソンのベース・フライングVベースなどの変形ベース
フライングVに代表される変形ボディのベースを好む人は意外に少なくありません。エクスプローラーもフライングVと並んで人気です。
フライングVベース
ヘヴィメタルやラウドロックなど、激しい音楽ジャンルで愛用されることの多いフライングV。意外にも重量バランスはよく、演奏性も悪くありません。
限定生産されたモデルは特に高値が期待できます。Limited Run FlyingVのような限定モデルは稀少価値があり、仕様も特別なものになっていることが多いため高額査定は十分期待できます。
エクスプローラーベース
フライングVと肩を並べて人気の変形モデルがエクスプローラーです。エピフォンでも同じモデルがリリースされていますが、80年代のギブソンでもごくわずかな数だけ生産されていました。
エッジがきいたラウドなサウンドが魅力的で、ヘヴィメタルやハードロックなどの音楽ジャンルにピッタリなモデル。変形ボディではあるものの演奏性はよいため、意外と初心者の方にもおすすめです。
Gibson(ギブソン)のベースを買取査定に出す際の注意点とは
コンディションが悪いと査定額が下がることが多いため、傷やへこみなどをチェックしておきましょう。また、ボディに穴をあける加工やピックアップの交換なども要注意。査定を受けるときは保証書や説明書など付属品も忘れず持ち込みましょう。
よくある質問
楽器の買取屋さんはGibson(ギブソン)のベースを高価買取
楽器の買取屋さんではGibson(ギブソン)のベースを高額買取いたします。家に眠っているGibsonのベースをお持ちでしたらぜひ当店までお問い合わせください。
ベースの買取相場表と人気ブランドの特徴や代表モデルまとめ