1960年に最初のモデルが発売されたギブソン・ハミングバード。著名なアーティストにも愛用者が多く、ギブソンとしては初のスクエアショルダー型のアコースティックギターとして知られている機種です。ここでは、そんなハミングバードの買取相場や人気モデルをご紹介しましょう。
Gibson(ギブソン)の買取価格の相場とは?レスポールやSGなど
この記事のポイント
Gibson(ギブソン)ハミングバードの高価買取事例
以下の表はギブソン・ハミングバードの実際の買取事例の一部です。高価買取となるハミングバードにはどのようなものがあるのか、参考にしてみてください。
Gibson humming bird Vintage | ¥155,000 |
Gibson HUMMINGBIRD 2015(限定色) | ¥150,000 |
Gibson Custom Shop 50th Humming bird | ¥140,000 |
Gibson CustomShop Hummingbird EB | ¥110,000 |
高価買取が期待できるハミングバードのモデルを紹介
どのシリーズにおいても、限定生産されたモデルなどは高値での買取が期待できるものです。ギブソン・ハミングバードにおいても同様のモデルはいくつか存在します。高価買取が期待できるハミングバードをいくつかピックアップしてご紹介しましょう。
Limited Editionなどの限定生産のハミングバードは需要が高い
限定モデルや現在は入所困難なハミングバードの場合、中古市場での高い需要が期待できます。いくつか代表的な種類のハミングバードをご紹介いたします。
Limited Edition Hummingbird Custom
Limited Edition Hummingbird Customは、全世界で30本しか生産されていないレアなモデルで、中古市場でも高値で取引されています。ボディのサイド&バックにはAAAグレードのマテリアルを使用しているのも高額買取される理由でしょう。随所に施されたアーティスティックなインレイワークも見事で、ラグジュアリーさあふれるモデルです。
Hummingbird New Vintage
ヴィンテージ仕様のハミングバードを現代風にアレンジしたモデル。全世界50本の限定生産で、日本国内に流通しているのは25本という稀にみるレアなギターといえるでしょう。オール単板のスプルース仕上げで、60年代モデルのピックガードを忠実に再現しているのも特徴。指板とヘッドのインレイも美しく人気のギターです。
Hummingbird Snakebite
トップ材にオール単板のシトカ・スプルースを採用したモデルで、スネークバイトと呼ばれるカラーを施してあるのが特徴です。ピックアップはL.R.BAGGSのELEMENT VTCを搭載し、多彩な音楽シーンでの活躍が可能な機能性の高さも兼ね備えています。希少カラーのハミングバードは市場でも高値で取引されており、高額買取が期待できるでしょう。
有名ミュージシャンと近いカラーのハミングバードは買取需要が期待できる
忌野清志郎氏やキース・リチャーズなど、著名なミュージシャン愛用モデルのカラーと近ければ高値での買取が期待できます。
人気の高いカラー:チェリーバースト(忌野清志郎など)
RCサクセションのボーカルやギターを担当した忌野清志郎氏。数々の伝説を残し、ロック界の異端児とも呼ばれたレジェンドですが、彼の愛用していたハミングバードはチェリーサンバーストカラーでした。
忌野清志郎氏ファンはもちろん、ハミングバードの中でも人気の高いカラーなので高い買取需要が期待できるでしょう。
人気の高いカラー:ナチュラル(キース・リチャーズなど)
ナチュラルカラーのハミングバードも、需要が期待できるカラーと言えます。著名な使用者として挙げられるのは、ローリングストーンズのギタリストであるキース・リチャーズです。60年代は主にギブソンのギターを愛用しており、ナチュラルカラーのハミングバードも使用していました。
ローリングストーンズがリリースしたバラードの名曲「悲しみのアンジー」のプロモーション映像では、彼がハミングバードを抱えるようにして演奏しています。その姿に憧れを抱いたギターキッズも多いでしょう。
年代別に見るビンテージのハミングバードの買取価格とは
ハミングバードは年代によって買取価格も変わってきます。ここでは、年代別の買取価格についてご紹介します。
60年代製のハミングバードは復刻もされているほど人気で価値が高い
人気の高さから復刻もされた60年代のハミングバード。60年代後期のモデルはアジャスタブルサドルでしたが、復刻版はボーンサドルを採用しています。
もともとのモデルはブリッジにアジャスタブルサドルを採用し、土台にはハカランダを使用した造りになっています。また、1964年製にいたってはネックの角度が16度くらいとほかには見られない仕様になっているのも高価買取されている理由でしょう。
70年製のギブソン・ハミングバードはダブルXブレーシングなど特殊な仕様になっている
トップにスプルース、サイド&バックやネックにはマホガニーを、指板にローズウッドを採用しているのが特徴です。ダブルXブレーシング構造のような特殊な造りも特徴で、タイトな低音がよく出るのが魅力的。
60年代製と比べてもそん色のない音色で、幅広い音楽に使用できるのも人気な理由でしょう。どちらかというと優等生的なサウンドですが、それゆえに扱いやすく需要の高い年代です。
エピフォンとギブソンのハミングバードの違いや買取価格は?
エピフォンからもハミングバードがリリースされています。エピフォンはギブソン傘下のギターブランド。使用している木材の違い、元の値段の違いなどからギブソンほどの買取価格は期待しにくいでしょう。ただ、通常のラインではあまり見かけないモデル、著名なアーティストが愛用するモデルに近いスペックなら相場以上の買取価格になることも期待できます。
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買取価格に影響を与えるハミングバードの改造や状態
ハミングバードに改造を施している場合だと買取価格に影響を及ぼすことがあります。また、コンディションによっても買取価格は大きく変化します。
ハチドリのピックガードの変更・取り換え
ハチドリのピックガードはハミングバードらしさを象徴するパーツです。古いモデルだと、ピックガードが剥がれてくることがあるため、取り換えることで状態を良くすることができます。丁寧かつ慎重に交換しないと、ボディに傷をつけるリスクがあるので注意しましょう。自信がないのならギターショップにお願いするのも一つの手です。
ブリッジ・サドルの改造
アジャスタブルサドルをスロット化することで、音響特性の改善が期待できます。もともとのサドルの溝を埋木し、丁寧に削らなくてはならないため素人では難しい作業です。また、もともとのアジャスタブルサドルが好きというファンも少なくないため、安易に改造しないほうがよいかもしれません。
ピックアップの取り付け
もともとピックアップを搭載したモデルもありますが、搭載されていないモデルへ新たにマウントするカスタマイズです。ピックアップ取り付けによって、ライブハウスやホールでPAを通して演奏できますが、もとのスペックから変化してしまうので買取価格に影響してしまうことがあります。
Gibson(ギブソン)ハミングバードを買取査定に出す際の注意点
ギブソン・ハミングバードを買取依頼する際は、まず、ギターの状態をチェックしておきましょう。傷、打痕がある場合は買取価格に関わりますので、事前に把握しておくと良いです。また、ケース、保証書などといった付属品がどれほど揃っているのかも大切です。新品販売時の付属品が揃っているのであれば、高価買取が期待できるでしょう。
よくある質問
楽器の買取屋さんはハミングバードを高額買取
楽器の買取屋さんではギブソンのハミングバードを高額買取いたします。家に眠っているハミングバードをお持ちでしたらぜひ当店までお問い合わせください。