ギターを買ったころは自分がプロ並みに弾ける姿を想像する人が多いですが、実際にはじめてみるとなかなかそうはならず、挫折してしまう人がたくさんいます。ここでは、多くの人がどんな理由でギターを挫折してしまうのかや、挫折を味わったあとにギターをどうするのかについてまとめました。
この記事のポイント
ギターを挫折する理由
多くの人は以下の原因によって挫折を味わい、ギターを弾かなくなってしまっています。あなたに当てはまるものはあるでしょうか。チェックしていきましょう。
ギターに飽きた
ある程度のレベルまで上達しないと、弾ける喜びを味わいにくいのがギター。基礎練習ばかり、反復練習ばかりで疲れてしまい、ギターを買ったばかりのころにはあんなにあった熱が冷めてしまう人は少なくありません。また、弾きたい曲が弾けるようになったところで満足し、ほかに弾きたい曲がないということで飽きてしまう人もいます。
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Fコードが弾けない
6弦から1弦までの全弦を押さえなければならないセーハ(バレー)が必要になります。弦高が高いと押さえるためにより力が要る、音を出しにくいコードです。押さえることができたとしても、コードチェンジしにくいといった具合に問題があるので、初心者のうちにFコードが弾けずに挫折してしまう人は多いです。
ギターを弾いてもモテない
楽器をやっていると異性にモテるというイメージがあり、ギターをはじめる人は少なくありません。しかし、実際にはただはじめたくらいでモテることはなく、それに気づいた途端やる気が失せてしまい、触らなくなってしまう人がいます。
楽譜やTAB譜を読めない
TAB譜を見て押さえるポジションは理解できるけれど、リズムを正確に読み取れず、そこで挫折してしまう人は少なくありません。曲を聞きながら曲に合わせて弾くことはできても、知らない曲を譜面だけ見て弾けないので、上達が進まずやめてしまうケースなどがあります。
立ってギターを弾けない
座った状態でギターを弾くことはできるのに、立つと弾けなくなる人は少なくありません。体勢が変わることでギターや手の位置が変わってしまうのが主な原因ですが、立った状態で思うように弾けなくなったのをきっかけに練習が嫌になって、そのままやめてしまうところまでいく人がいます。
歌いながらギターを弾けない
弾き語りをしたいと思ってギターをやっていたけれど、できるようになれずに挫折してしまう人は少なくありません。これは歌かギターのどちらかに釣られてしまうのを克服できずに、やめてしまうパターンです。
ハードルが高い曲に挑戦して挫折
好きなアーティストのあの曲を弾けるようになりたい!と練習をはじめたものの、なかなか弾けるようにならずに練習をやめ、そのままギターがインテリア化してしまう人は少なくありません。簡単なコードで弾ける曲からはじめるなど段階を踏めば良いのですが、いきなり難しいギターソロがある曲などにチャレンジすると、この形での挫折を経験しがちです。
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お金がかかって挫折
ギターを購入したあとは、ある程度時間が経過すれば弦を交換しなければいけないなど、消耗品を買うための費用がかかってきます。いい音を出したいと思うと、新しいアンプやエフェクターも欲しくなるでしょう。また、スタジオを借りて練習する場合も、その都度利用料金が発生します。これらの経済的な負担が理由となって、ギターを挫折してしまう人は少なくありません。
ギターの取り扱いが面倒くさい
クロスで拭く作業や、定期的に弦を交換する作業、使用のたびにチューニングすることなどが億劫になってしまって、ギターを弾かなくなってしまう人がいます。モチベーションがなくなってくると、ギターをケースから出すことすら面倒に感じて、そのままやめてしまう人もいるのです。
うるさいとクレームがきた
部屋の壁が薄いなど、防音対策がしっかりできていない環境での練習は、隣の住人や一緒に生活している家族などから騒音で文句をいわれる可能性があります。壁が薄いとヘッドホンをつないだ状態でエレキギターを弾いていても、弦をかき鳴らしている音が気になりやすく、苦情がくることは少なくありません。
思いきり音を出したいけれどクレームがくると思うと練習できなくなってしまい、ギターを挫折してしまうのです。
指が短い
コードを押さえられない、遠くのフレットまで瞬時にゆびが届かないといった問題が、ゆびが短い人がギターを弾くにあたって起こりえます。ゆびの長さを変えることはできないので、抱えている問題を克服できずに挫折してしまうのです。
動画がバズらない
〇〇を弾いてみた系の動画は無数に上がっています。なかには、100万回以上再生されている動画も数多くあります。自分もと意気込んで投稿してみたものの、どの動画も軒並み伸び悩み、弾くのも編集するのも億劫になってしまい、ギターを挫折してしまう人がいます。
バンドを組めない
自分一人の趣味としてギターをはじめるのではなく、バンドを結成してライブ活動などをしてみたいと、ギターをはじめる人は多いです。しかし、まわりにベースやドラムをやっている人がおらず、メンバーが集まらないために、一人で弾いているだけではつまらないとモチベーションが下がってしまって挫折してしまう人がいます。
時間がなくなる
学生の頃はギターを練習する時間を十分に取れていたけれど、社会人になって忙しくなり、ギターに触る時間がなくなってしまって、そのままやめてしまう人は少なくありません。もともと上手くなかったけれど、忙しいのを理由にギターに触らずブランクができ、弾けた曲が弾けなくなるなどして挫折してしまう人もいます。
うまいギタリストへの敗北感
自分ではギターに自信があったけれど、それをはるかに上回る腕を持つ人を見てかなわないと痛感し、挫折する人は少なくありません。上級者であっても、このような理由からギターをやめてしまう人がいます。どんなに頑張って練習してもできないギターテクニックを楽々やってしまうギタリストがまわりにいるなどして、ショックを受けてしまいます。
ギターを挫折したらどうする?対処法
理由は何であれ、ギターを挫折してしまったときには、そのまま持っておくのはいわゆる宝の持ち腐れ状態を招いてしまいます。以下の対処法を実践することをおすすめします。
ギターを処分する
インテリアとしても魅力を感じないのであれば、ギターは部屋のスペースを圧迫するだけの存在になってしまいます。ケースに入れてクローゼットや押し入れに仕舞っておくのも、収納スペースを奪って邪魔に感じるかもしれません。
そんなときは、思いきって処分してしまいましょう。ただ、捨てるのは粗大ごみとしてお金がかかることがありますし、人にタダで譲るのもお金に換えたいという思いがあるのなら、やめておいたほうがいいでしょう。
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ギターは処分より買取がおすすめ
ギターを処分してお金に換えたいと思う人は、リサイクルショップに引き取ってもらう方法や、ネットオークションやフリマアプリに出品する方法、買取店に売却する方法があります。そのなかで一番おすすめなのは、買取店に売却する方法です。
リサイクルショップの買取相場
リサイクルショップは状態が劣化しているギターでも引き取ってくれる可能性が高い点ではメリットがあるといえますが、買取価格は相場よりだいぶ下がってしまうことが多いです。処分するのにお金がかかるよりマシと割り切ることができない人には、向かない処分方法といえるでしょう。
オークションのリスク
ネットオークションやフリマアプリは、サイトやアプリを介して個人間の取引をする形になります。発売されたばかりのモデルやレアなモデルなど、需要のあるモデルであれば相場より高く落札される可能性はありますが、必ずではなく、反対に相場より安く落札される可能性もあります。そのほか、入金されないといったトラブルも起こりえます。
買取専門店がおすすめの理由
買取店であれば、こうしたデメリットやリスクの心配をせず、ギターを売却することが可能です。なので、まずは買取店で査定を受けてみたうえで、別の方法での処分を検討してみても遅くはないでしょう。
買取に出す前のポイント
挫折して弾かなくなったギターを買取店に売却するにあたっては、少しでも査定時の印象を良くしたいところです。指板やボディ、弦のほか、ジャック内部まできれいにクリーニングしておきましょう。
査定に出すにあたって、ほかには付属品の有無をチェックしましょう。これは査定額に影響するので、たとえば保証書などの書類関係や、アームやピックアップなどのパーツ、純正のギターケースなど、買ったときに付いてきたものがあれば、すべて査定に出しましょう。
また、ギターを完全にやめてしまうのであれば、アンプやエフェクターなども不要になるでしょう。買取店はこれらの買取にも対応しているので、もう使用しないのであれば一緒に査定に出すことをおすすめします。
そのほか、ギターが不要になったのであれば、売却は早めにしたほうが良いでしょう。基本的に中古市場は発売日からの時間経過で相場が下がっていきます。中には古いモデルでも需要があれば高価買取となるケースもありますが、売りに出す決断はお早めに。
挫折してギターをやめたら楽器の買取屋さんが高価買取
挫折して弾かなくなったギターは、これからギターをはじめたいと思っている人が新品より割安でギターを手にしたり、人気モデルであれば中上級者、コレクターに購入されたりと、中古市場では需要があります。
そのため、家で眠らせたままにしておくのではなくお金に換えることを、とくに買取店への売却を検討してみると良いでしょう。
楽器の買取屋さんでは、挫折して弾かなくなったギターの高価買取も行っていますので、お問い合わせをいただけるようなら以下のページをご確認のうえお電話ください。